【フレッツ光の提供エリアについて】東日本と西日本で取扱いが違います

フレッツ光コラム フレッツ光

安定した通信速度とひかり電話などの豊富なオプションが支持を集めるNTTが提供するフレッツ光ですが、東日本エリアと西日本エリアそれぞれで管轄が異なりサービスや料金が異なります。どちらもNTT光回線を利用した高速大容量通信を提供しているので、契約後の通信速度や環境に大きな違いはありませんが、転居の際などは特に注意が必要です。

フレッツ光は他の「○○光」とどこが違うのか

OCN光やソフトバンク光など光回線インターネットサービスはすっかりメジャーなサービスになりました。これらの光サービスは「光コラボ」と呼ばれるジャンルで、フレッツ光回線をNTTから借り受けて自社のプロバイダとセットにして販売するスタイルをとっています。webサイト閲覧やSNSチェックなど一般的な通信はほぼ問題なくできるうえ料金は割安がことが多く、家庭向けインターネットサービスとして人気があります。当サイトにも光コラボに関するコラムを掲載していますので、興味がありましたらぜひご一読ください。

光コラボに対し、おおもとの光回線を提供しているNTTと直接契約して光回線を利用するのがフレッツ光です。光コラボとは異なり、フレッツ光回線とプロバイダをそれぞれ契約して利用します。料金は光コラボに比べて割高になりますが、自分自身のニーズにあったプロバイダを自由に選択できるうえ利用中のプロバイダ変更も比較的簡単に行えるので、常に自分にあったインターネット環境を整えることができるのがメリットです。NTTは国営企業だった電電公社の頃から国内の通信回線を取り扱っていますから、設備・ノウハウともにトップクラスの品質を誇っています。

まずは住まいのエリアをチェックしましょう

フレッツ光を契約するにはまず、契約所在地のエリアを確認しなくてはいけません。フレッツ光取扱代理店などに問い合わせると教えてくれます。また下記のサイトで、郵便番号、都道府県、固定電話番号を入力すると調べることができます。検討中の人は電話よりもこちらの方が使いやすいかもしれませんね。

サービス提供エリア確認

東日本
フレッツ光提供エリアのご確認
西日本
フレッツ西日本提供エリア検索

どちらにも該当が無かった場合はフレッツ光エリア対象外です。ほかのインターネットサービスを探して契約しましょう。

フレッツ光は東西各エリアを超えたサービスの契約はできません
NTT東日本/西日本にそれぞれ違ったサービスが存在しますので、例えば「住まいは東京で、NTT西日本の○○サービスを利用したい」など希望はあるかと思いますが、同じフレッツ光でもエリアの異なるサービスを利用することはできません。冒頭の例であれば、フレッツ光東日本が提供する同等内容のサービスを契約して利用することになります。

エリアをまたぐ引越しの場合は特に注意が必要です

東京から大阪や、福岡から仙台などNTT東日本・NTT西日本をまたぐ引越しの際に、引続きフレッツ光を利用する場合でも継続利用はできません。解約と新規契約の手続きが必要になりますので注意が必要です。東京から大阪の例だと、NTT東日本のフレッツ光を解約し、NTT西日本のフレッツ光が提供する通信プランに新たに契約します。

フレッツ光回線を利用しないインターネット

フレッツ光の対応エリアは東西あわせると日本国内の約90%以上をフォローしていますが、フレッツ光回線を利用せずに独自の回線で大容量高速通信を提供しているプランもあります。料金や特長などをよく比較して選ぶのが正解です。一例を紹介します。

auひかり
世界レベルの通信を取り扱うKDDIが提供している光回線サービス。携帯キャリアがauのユーザーへの「auスマートバリュー」がおすすめ。
NURO光
提供エリアは関東と近畿、東海の一部と限られていますが、より安定した高速通信を提供していることでエンジニアやオンラインゲームプレイヤーなどヘビーユーザーから高評価を得ているサービスです。
J:COM
ケーブルテレビ用の回線を利用してインターネットサービスを提供しているのがJ:COM。日本全国各地のJ:COMサービスエリアで利用可能です。

まとめ

フレッツ光はNTT東日本エリアとNTT西日本エリアで運営する会社が異なり、提供されるサービス内容や料金が変わってきます。
回線提供元のNTTと契約するフレッツ光は根強い人気がありますが、料金をできる限り抑えたい方や引越しが多い方は全国のフレッツ光提供エリアで同一のサービスが提供されている「光コラボ」もご検討されてはいかがでしょうか。

またNTTの光回線を使わないインターネットサービスも全国に様々あります。
ぜひ当記事を参考にしていただき、ご自身に合ったインターネットサービスを見つけていただければ幸いです。

このコラムは2019年3月末の情報をもとに作成しています。